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奈良のニュース
御所市の火葬場めぐる汚職事件 損害賠償求め 住民監査請求
2023.08.30 18:05

御所市の火葬場をめぐる汚職事件で、入札が市内の業者に制限されたことで価格が高騰し、市から通常より多い金額が支払われたことについて、市民らは市に対し、入札した建設会社などに損害賠償請求するよう住民監査請求を行いました。


住民監査請求をしたのは、市民ら2人で、30日は代表者が御所市の監査委員事務局に書類を提出しました。御所市の火葬場をめぐっては、建設工事の契約で御所市議会議員の男が特定の共同企業体に工事を受注させる合意があると知りながら、議会で契約締結に関する議案に賛成し、その見返りとして、共同企業体の建設会社から、現金7500万円の賄賂を受け取ったとして起訴されています。また、建設会社の元会長ら2人も贈賄の罪で在宅起訴、その後、大阪地裁から執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。今回の請求では、市に対し、契約に基づき共同企業体を構成していた建設会社などに、違約金として請負代金の10分の2にあたる5億1919万5000円、それに賄賂の7500万円を加えた金額、少なくとも5億9419万5000円を請求するよう求めています。

監査請求人 代表・山本 秀子さん

「本来であれば(工事費用は)20億だっただろう。18億だっただろうという根拠を出した上で、これだけぼったくりしていたのではないかということを明らかにしたい。」


代理人弁護士・岡本 大典さん

「(御所市から)きちんと請求すべきところは請求してもらって、(建設会社などに)契約に基づいた賠償をしてもらう。贈収賄があったことについてのけりはしっかりつけていただきたい。」


一方、御所市の東川市長は「共同企業体に対し竣工後に支払う予定だった約9億5400万円から、違約金の5億1919万5000円を差し引いた金額を支払っていて、すでに、法的に間違いないよう対応できていると思う。賄賂の7500万円分については、弁護士と相談して対応を検討したい。」とコメントしています。