奈良市で12日連続猛暑日 酷暑つづく 熱中症に警戒を
2023.08.04 18:45
- 4日の奈良県内も厳しい暑さが続き、奈良市で最高気温が35℃以上の猛暑日を12日連続で観測しました。猛暑の中、製氷会社は注文に追われ忙しい日々が続いています。
- 4日の奈良県も高気圧に覆われ、朝からうだるような暑さに。最高気温は奈良市で36.1℃、五條市で35.7℃、十津川村風屋で35.4℃を観測しました。奈良市で猛暑日となるのは12日連続です。5日も北部では予想最高気温が35℃となっており、引き続き熱中症への警戒が必要です。そんな中、奈良市にある日乃出製氷では、出荷の準備で大忙しです。
- 中でも、通常よりも長い時間をかけて凍らせる独自の商品「大和氷室」は溶けにくく硬い氷で人気だといいます。「大和氷室」を使ったかき氷はふわっと軽い口どけが特徴で、県内の多くのかき氷店でも使われているということです。
- 記者 大山加織
- 「こちらの保管庫では氷が溶けないよう室内が-10度ほどに保たれていてここから日本各地のかき氷店などに届けられます。」
- 出荷は県内だけにとどまらず南は沖縄まで、奈良で作られた氷が届けられています。
- 2023年は、猛暑に加え新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことなどからイベントが増え、氷の出荷は例年に比べて2割以上増えているといいます。奈良の氷の歴史は古く奈良時代には山の中に氷室をつくり貯蔵した氷を夏に平城京に献上したと伝えられています。日乃出製氷では古くから奈良で親しまれてきた氷の食文化を県外や外国の人にも味わってほしいと話していました。