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奈良のニュース
県橿原文化会館の存続求める 演劇開催団体が県に要望書を提出
2024.06.10 19:03

 県が廃止の方針を示している県橿原文化会館の存続を求めて演劇の公演を行う団体が県に要望書を提出しました。


 10日は奈良演劇鑑賞会のメンバーが県庁を訪れ、山下知事あてに要望書を提出しました。奈良演劇鑑賞会は、月に2回劇団を招いて観劇会を開いていて、30年以上にわたって橿原文化会館を会場として利用してきたといいます。1982年にオープンした橿原文化会館について県は、老朽化が進んでいることから、廃止の方針を示しています。代わりに県立橿原公苑の2つの体育館を統合して、その機能を吸収させる大型アリーナを新たに建てる予定です。


これに対し会は、生の声で公演する演劇には数千人規模を収容するアリーナは向かないことや、県の南部や県外から観劇に訪れる人の利便性などを理由に、橿原文化会館の存続を求めています。

奈良演劇鑑賞会 事務局長 久保博文さん

「実演演劇というのをたくさんの人に見ていただきたい。そのためには、駅からアクセスのいい所を残していろんな方に来ていただきたいというのが1番です。」