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奈良のニュース
平城京 東院南方遺跡 貴族の邸宅の可能性も
2025.02.18 19:05

 奈良文化財研究所は、平城宮の南東に位置する東院南方遺跡の中心部で、奈良時代の道路や建物跡などを確認したと発表しました。この区画の土地利用の変遷が明らかになったといいます。


 平城宮は長方形の南東の隅が欠けた形をしており、その部分にあたる東院南方遺跡は、これまで中心部の発掘調査が行われていませんでした。今回の調査では、奈良時代前半の東西と南北に走る道路と、側溝の跡が確認されました。


しかし、奈良時代中期以降には道路を埋め立て整地した上に建てたとみられる建物の跡などが見つかり、奈良時代中期以降、区画せずに一体で利用されていたことが明らかになったといいます。また、東院南方遺跡では藤原不比等の子ども、藤原麻呂に関する木簡が多く出土しています。奈良文化財研究所では貴族の邸宅や皇族の離宮などとして利用されていた可能性もあるといい、平城宮の形の謎を解くヒントになるとしています。


奈良文化財研究所・川畑純主任研究員

「奈良時代半ば以降の格の高い使い方をしていることがわかりましたので、それが一体なぜだったのか、誰のためにそういった使い方をしていったのか、そういったことが今後の調査で明らかになればいいと思っています」