東大寺二月堂の修二会 練行衆が社参
2023.02.21 18:31
- 「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂の修二会は、21日、修行を行う僧侶=練行衆が行の無事を祈る「社参」に臨みました。
- 修二会は、20日から準備期間にあたる「試別火」に入り、21日は境内を参拝する「社参」です。午後1時頃、別火坊を出発した練行衆は、一列になって大仏殿などを参拝していきました。
- 「修二会」は二月堂の本尊・十一面観世音菩薩に罪を懺悔し、天下泰平や人々の幸福を祈る行事で、752年に始まって以来、一度も途絶えることなく続いているといいます。練行衆は、ときおり、ほら貝の音を響かせながら、境内のお堂をめぐり、最後に二月堂の舞台に上がります。
- そして、東大寺を建立した聖武天皇の陵に向かって手を合わせ、厳しい修行に向かう決意を固めました。