台風7号 厳重な警戒を
2023.08.15 13:47
- 台風7号は15日午前5時前に紀伊半島に上陸し、近畿地方を北西に進んでいます。
- 土砂災害、低い土地の浸水などに厳重に警戒し、不要不急の外出は避けて下さい。
- 奈良県では台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでおり、上北山村では気象庁の解析で、15日午前5時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が観測され、記録的短時間大雨情報が発表されました。
- 南部では13日午後3時の降り始めからの降水量が400ミリを超えている場所があり、大淀町下渕の吉野川では一時、警戒レベル4相当の氾濫危険水位に達しました。
- 県内では桜井市や十津川村、黒滝村、宇陀市、天理市、東吉野村、吉野町の7つの市町村に警戒レベル4の避難指示が出されています。
- 風の被害も出ています。奈良市東紀寺町では、15日午前7時半ごろに最大瞬間風速28.7メートルを観測。奈良市八条では、ゴルフ練習場のネットが倒れました。このほか、奈良市大宮町で工事現場の足場が崩れるなどの被害がありました。
- 奈良県内で16日正午までの24時間で予想される降水量は、いずれも多いところで北部で100ミリ、南部で200ミリで、線状降水帯が発生した場合、さらに雨量が増えるおそれがあります、また夕方にかけて北部・南部ともに最大風速20メートルの風が予想されています。
- 気象台は安全の確保に努めるとともに不要不急の外出を控えるよう呼び掛けています。