南都銀行など “みまもり機能付き”プリペイドカード実証実験
2023.10.11 18:33
- キャッシュレス決済の普及に取り組む南都銀行は、民間企業と協力して、見守り機能が付いたプリペイドカードの実証実験を11日から川上村で始めました。
- このサービスは南都銀行が川上村と、東京都に本社を置くKAERU株式会社と共同で行うものです。村では高齢者の1人暮らしが増加しており、小銭の管理が難しい人や、ATMに行く手段がなくお金を引き出すことが難しい人も多くいるといいます。今回のサービスは、金融機関の口座と連携したプリペイドカードを使って、村内の移動スーパーや、病院、タクシーなどで支払いをすることができるというもので、口座にお金が入っていれば現金を用意する必要がなくなります。また、離れて住む家族がスマートフォンからチャージすることも可能で、決済通知や利用履歴などもアプリに届くため、見守りにも活用できます。
- 川上村の栗山村長は「家族が会いに来ることができなくても見守ることが可能となり、村に住み続けても安心だと思ってもらえるのではないか。」と期待を示しました。実証実験は村内の一部のエリアで2024年5月まで行われ、南都銀行では地域の活性化に繋がればと期待をよせています。