「気象警報」などの発表区域 奈良市を「西部・東部」の2つに細分化
2024.12.26 19:05
- 災害などへの警戒を呼びかける気象情報について、奈良地方気象台は2025年3月から、警報などを発表する奈良市の区域を市の「西部」と「東部」の2つに分けると発表しました。
- 気象台では、大雨や暴風など気象に関する警報、注意報などを危険度の高まりに応じて段階的に発表しています。これまで奈良市においては、警報などが発表される場合、市全域に同じ情報を発表することになっていました。しかし、市街地の西部と山間部の東部では、地理的な環境や浸水害・土砂災害などが起きる特性やリスクが異なり、過去のデータから見ても西部・東部のどちらかが警報レベルとなっても、一方はレベル以下であるケースも多かったといいます。
- このため、2025年3月13日から発表区域を「西部」「東部」の2つに細分化し、気象警報の効果的な発表・解除を行うとしています。東西の境界線は、1つの町を分断しないことや、消防局の管轄エリアを参考にしてつくられたということです。
- 仲川市長
- 「二分割化をすることによって、より実感値に近い警鐘を鳴らすことができますので、(市民の)皆さんの速やかな避難や対策につながることを期待したいと思っています」