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奈良のニュース
県内の発掘調査の成果を展示 速報展「大和を掘る」
2024.09.11 18:40

 県立橿原考古学研究所附属博物館では2023年度、県内で行われた発掘調査を中心にその成果を公開する速報展が開かれています。


 速報展「大和を掘る」は、県内の発掘調査の成果をいち早く公開しようと開かれています。今回は31の遺跡や古墳から出土した合わせて397点の遺物が写真パネルとともに展示されています。

 こちらは奈良市の平城京跡で出土した奈良時代後半に作られたとみられる須恵器の大甕です。直径が97センチもあり、このサイズの大甕は平城京跡の中でも出土する場所が限られているといいます。およそ1200度の高温で固く焼きしめられた須恵器は、保水性に優れていることから酒の醸造や貯蔵に使われていたと考えられています。

県立橿原考古学研究所附属博物館・主任研究員 木村理恵さん

「土器や石器をはじめ、金属製品など様々な遺物を展示しておりますので、ぜひ多くのみなさんにご覧いただけたらと思います。」


 この展覧会は9月16日まで開かれており、14日には発掘調査の担当者による講座も行われるということです。