大和川流域の治水へ 川西町と田原本町で「貯留機能保全区域」を指定
2024.07.31 18:50
- 大和川流域の内水氾濫などに対応するため、県は川西町と田原本町の一部の地区を雨水をためておく「貯留機能保全区域」に全国で初めて指定しました。
- 「貯留機能保全区域」は田んぼや畑などのその土地が本来持っている雨水をためる機能を保つため、土地所有者の同意を得たうえで都道府県が指定できる制度です。県は30日、川西町唐院地区の約3.7haと田原本町西代地区の約11.6haを全国で初めて「貯留機能保全区域」に指定したと発表しました。これらの地域は大和川やその支流が流れていて、大雨の際に内水氾濫の被害が発生していました。
- 指定された区域では、今後盛り土を行うなど貯留機能を妨げるような開発を行う場合は県に届け出が必要になるといい、山下知事は「今後さらに多くの場所を指定したい」と話しました。