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奈良のニュース
故郷の味で心の休息を ウクライナ避難民に祖国料理でおもてなし
2023.08.28 18:42

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中関西に避難しているウクライナ人を料理でもてなす催しが橿原市内で行われました。


 27日、社会奉仕活動を行うあすかロータリークラブが祖国を離れつらい日々を送る避難民を支援しウクライナ料理で心の休息がとれるよう大阪府と奈良県に住む避難民や受け入れ先のホストファミリーなどおよそ80人を招待しました。

 料理を考えたのは橿原ロイヤルホテルの遠山シェフと天理大学で学ぶウクライナ人留学生のジェーニャさん。ジェーニャさんはキーウ国立大学在学中の2022年3月身の安全のため友人とともに避難。ポーランドやスウェーデンなど4か国を経由して2022年7月から奈良県内で暮らしています。


 遠山シェフとジェーニャさんが本場の味を再現するため何度も試行錯誤した伝統料理は5品。

 1品目の「デルニ」と呼ばれるジャガイモのパンケーキはニシンのマリネの代わりにしめさばを使用するなどウクライナ料理に日本の食材を合わせ料理が日本とウクライナの架け橋となるよう願いを込めました。


 またウクライナの代表的な伝統料理「ボルシチ」は具沢山にすることで家庭の味に近づけました。心のこもった料理がテーブルに運ばれると懐かしい祖国の料理に避難民からは笑顔が溢れました。


参加した人は―

「おいしい」

「とてもおいしい、ウクライナの料理と日本の料理、味も同じ。完璧です。」

2022年2月から始まったロシアによる軍事侵攻により日本へ避難したウクライナ人はこれまでに2400人以上。参加した人たちは久しぶりの懐かしいウクライナ料理を味わい改めて祖国の平和を願っていました。

ウクライナ人留学生 ジェーニャさん

「懐かしい味を感じてウクライナに居る感じがします。周りの人の笑顔を見ることができてよかった。今ウクライナで私の家族も住んでいるので毎日毎日心配しています。出来るだけ早く(軍事侵攻が)終わってほしいです。」