県立美術館開館50周年企画展 「富本憲吉展のこれまでとこれから」
2023.08.25 18:10
- 奈良県出身で近代陶芸の巨匠として知られる富本憲吉の企画展が開館50周年を迎えた県立美術館で開かれています。
- 富本憲吉は、現在の安堵町で生まれ独創性を追及する近代陶芸の先駆けとして初めて人間国宝に認定された陶芸家です。1973年の県立美術館の開館を飾ったのは「富本憲吉展」で、今回の展覧会では富本憲吉の作品およそ180件を通してその生涯とともに美術館の歴史も振り返り、今後の研究の広がりを目指します。富本作品を象徴するのは4枚の花びらを組み合わせた模様です。こちらは金銀彩という技法を用いた代表作で約30年ぶりの展示となります。
- 50年にわたる活動では独自の模様を探究したほか人々の日常の暮らしを彩るために、量産にも取り組んでいました。この展覧会は、9月3日まで開かれています。