同居女性を殺害し現金奪う カメルーン国籍の男に無期懲役判決
2024.06.04 18:31
- 2021年7月、同居していた女性を殺害して現金約3000万円を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われたカメルーン国籍の男の裁判員裁判で、奈良地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。
- 判決を受けたのはカメルーン国籍のフォルゲ・ムンヤ・フィデル被告(31)です。判決によりますとフィデル被告は2021年7月、当時同居していた大和郡山市の介護職員・笹岡順子さん(当時56歳)を殺害して遺体を奈良市内の雑木林に遺棄したうえ現金約3000万円を奪ったとして、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われていました。
- 4日開かれた裁判で奈良地裁の澤田正彦裁判長は、「すでに反応していない被害者の首を足で5回ほど踏みつけるなどしており、殺意が強固。被害者の被告人に対する信頼を含む好意的な感情を裏切った。」と指摘しました。そして「反省の態度を示していると見受けられるものの被害弁償がされておらず、反省が十分とは評価できない。」として、求刑通り無期懲役を言い渡しました。