大和文華館 陶上の華やぎ ―五彩と色絵―
2023.06.16 18:30
- さまざまな色で彩られた陶磁器の名品を集めた展覧会が奈良市の大和文華館で開かれています。
- さまざまな色を使うことで絵画のような繊細な文様を描写することを可能とした中国の五彩の技術。日本では、色絵と呼ばれ展覧会では、86点が展示されています。
- この大鉢は、中国での陶磁器の歴史で華麗さにおいて頂点を極めたとされる清時代に景徳鎮窯で作られたもので7つの色と金彩が使われています。また日本では、江戸時代、佐賀の有田で磁器が作られ始めます。
- この壺には、縁起がいいと好まれた松竹梅が描かれています。中国や日本の陶磁器は、東インド会社によりヨーロッパなどに盛んに輸出されました。しかし輸出が途絶えたことでオランダやドイツで中国や日本に倣った磁器が作られるようになったといいます。この展覧会は、7月2日まで開かれています。