大和神社 矢を放ち一年の健康願う「御弓始祭」
2025.01.04 18:29
- 新年に弓で矢を放ち、その年の健康を祈願する御弓始祭が、天理市の大和神社で行われました。
- 毎年1月4日に行われている「御弓始祭」は、弓を射て厄を払い、一年の健康と作物の豊作を願う、新年恒例の行事です。
- 拝殿の前で行われた弓術の奉納は、はじめに邪気を祓うとされている鏑矢で弓を射る「蟇目の儀」から始まりました。
- 続いて宮司と氏子総代が矢を放った後、天理南中学校弓道部の生徒が、凛とした姿で練習に励んだ成果を披露しました。
- また850年続く小笠原流の門下生と、県弓道連盟の会員、あわせて22人が、鎌倉時代の装束に身を包み、所作に無駄のない美しい弓術を奉納しました。
- 会場が厳かな雰囲気に包まれる中、観客は、勢い良く矢が放たれる様子を、静かに見守っていました。
- 観客は「普段なかなか見られないものを見ることができて、よかったと思います」
- 「全体がよかったけれど、中学生が頑張っているのがものすごくよかった」
- 「家族健康で楽しく、そういう1年になったらいいなと思いました」と話していました。