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奈良のニュース
地域の集いやIT学ぶ場へ 旧下市中学校から「下市集学校」が開校
2023.09.02 18:36
 廃校となった地域の学校を利用し、住民が集まる場所を目ざした集学校と呼ばれる施設が、下市町で2日開校しました。


 全国で16校目奈良県では初のこの施設は、廃校となった旧下市中学校の校舎を活用した「下市集学校」です。

手掛けたのは、中古OA・IT機器のリユースなどを手掛けるリングロー株式会社で、廃校を多くの人が集まる交流拠点として活用を考える下市町と、IT機器を役立てて地域の活性化を目ざす会社の思いが一致し誕生しました。

下市町 杦本龍昭町長は

「今は小中一貫校ができたので、小学校・中学校が空いてきているということで、皆がいろいろな事をできる、皆が集まるところになればと思っています。」


リングロー株式会社 碇敏之代表取締役は

「自分たちのような縁もゆかりもないない人間が、いきなり表れて「やりますよ」って言ってもなかなか地域の人になじめない。話をする接点になるので、そういう意味で学校を使うことは、すごく意味があると思って、皆さんやっぱり学校を残して使いたいという思いがある。」と話しています。


2日はオープニングイベントとして、校舎内で様々なイベントが開かれましたが、元職員室だった場所は、IT普及を目ざした相談室や飲食などができるフリースペースとして。

教室などは、集会所や短期・長期のオフィスなどとして生まれ変わりました。また、元カウンセリング室には、機織りの工房が入る予定です。


訪れた人はー

「嬉しいです。(学校が)残ってくれるというのは、息子らにしたら嬉しいと思います。」

「皆が地域の人が集まれるような場所ができるのでうれしいと思います。」と話しています。