奈良市立休日夜間応急診療所 改修で感染症室の機能を強化
2023.06.28 17:44
- 奈良市立休日夜間応急診療所の感染症対策を強化するため行われていた感染症室の改修工事が、この程完成し、報道陣に公開されました。
- 診療所にはこれまでも感染症室がありましたが、患者の動線の分離や換気が不十分などの課題があり、新型コロナの疑いがある患者の診察と検査は、プレハブ型の発熱外来棟で行ってきました。改修された感染症室では、患者はまず、入口に置いてある問診票に症状などを記入し、受付に提出します。医師が問診票を確認して必要があれば、外から出入りできる検体採取室で簡易検査などを行います。感染力が強い感染症の場合に備え、診察室には空気が外にもれないように陰圧設備があり、また新たな2類相当の感染症に対応できるよう、ゾーンごとに扉をつけて患者の動線を分けることもできます。
- 仲川市長
- 「今回、施設の中で感染の疑いがある方とそうではない方を両方、しっかりと動線を管理しながら対応できるようになりました。こういったものが整うことで、市民のみなさんにも安心してコロナに向き合っていただけるのではないかと期待しております。第9波ということで、また緊張感がただよう部分もありますが、落ち着いて対応していけば良いと思っています。」
- 改修された感染症室は、7月1日の15時から診察と検査を開始します。