県施設のAED 管理状況にばらつき
2023.05.11 18:40
- 突然、心停止した人の救命に有効なAEDについて、県の施設での管理状況を調べたところおおむね適正に管理されていたものの、その管理状況にはばらつきがあることがわかりました。
- 昨年度、県は自動体外式除細動器=AEDを設置している県の庁舎や学校などあわせて127カ所の状況を初めて調べました。それによりますと6カ所の施設で、機器を点検する担当者がまったく配置されておらずまた2カ所では担当者はいるものの、日常点検が行われていないことがわかりました。また9カ所の施設ではすでに耐用年数を超えたAEDを設置していました。県では「点検担当者がいなかったり点検を実施していない施設では、そもそもその必要性が認識されていなかったケースがあった。AEDは生命に重大な影響を与える医療機器であるため管理方法を周知徹底しより適切な管理を求めていきたい」としています。
- AEDは厚生労働省の通知で一定の管理方法などが示されていますが、機種や購入ルートの違いなどによって求められる保守点検の頻度や方法も様々です。ただ、厚生労働省によりますとこれまでに、AEDが正常に作動しないケースも報告されているという事で、改めて適切な管理が求められます。