年末に向け一層の注意を 高齢者の交通死亡事故増加
2023.11.16 18:45
- 県内で高齢者の交通死亡事故が増えています。重大事故が増える年末にむけて県警では「交通ルールを守り安全運転を」と呼び掛けています。
- 県内では、今年に入って15日までに交通事故で22人が死亡しました。これは、去年の同じ時期より少なくなっていますがこのうち65歳以上の高齢者は15人を占め、すでに去年1年間の人数を超えています。警察によりますと、10月末までに交通事故にあって死亡したり重傷を負ったりした高齢者のうち、4割以上は歩行中で、なかでも横断歩道以外を横断中の事故が最も多かったということです。
- また、高齢者が、車などを運転中に起こした事故のうち、死亡または重傷を負ったケースの要因では安全確認が不十分なことなどによる「発見の遅れ」が、7割を占めたということです。警察では例年、年末に向けて歩行者の事故や死亡・重傷事故が増えることから、「道路の横断や交差点に入る時には充分な安全確認を」と呼び掛けています。