ひとけた台続くものの 1月の企業倒産 増加傾向
2023.03.03 17:51
- 今年1月の県内企業の倒産件数は4件で、ひとけた台の低い水準にとどまったものの去年の同じ時期に比べて増加傾向にあることがわかりました。
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- 民間の信用調査会社東京商工リサーチ奈良支店によりますと、今年1月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は4件でした。7カ月連続でひと桁台となったものの3カ月連続で去年の同じ時期に比べて増加しています。負債総額は約4000万円で去年の同じ時期に比べて約100万円増えています。産業別にみると建設業が2件、製造業とサービス業ほかがそれぞれ1件で新型コロナウイルス関連の倒産はありませんでした。
- 東京商工リサーチ奈良支店は「今年は新型コロナの制度融資の返済が本格化することもあり物価高のなか、中小企業の資金繰りは厳しさを増している。近畿地区全体でみると倒産はすでに増加基調に入っており、奈良県でも今後、倒産は増えるだろう」としています。