平城京跡資料館 特別展「聖武天皇が即位したとき。」
2024.11.01 18:49
- 聖武天皇の即位1300年を記念した特別展が、奈良市の平城宮跡資料館で開催されています。
- 特別展では平城宮跡周辺の発掘調査で出土した木簡などの資料が展示されています。木簡には「大嘗」の文字が記されていて、聖武天皇の即位に際して行われた重要な儀式、「大嘗祭」に関わるものとみられています。大嘗祭は、国の安定や五穀豊穣を願う新嘗祭の内、天皇の即位後に初めて行われる大規模なもので、特別展では特に保存状態の良い木簡などが展示されています。また、大嘗祭の儀式の一部を聖武天皇の立場で追体験できるよう、展示方法にも工夫が施されています。
- 奈良文化財研究所 展示公開活用研究室
- 神野恵室長
- 「この展示では聖武天皇の一生が見渡せるようになっています。ことし聖武天皇が即位した時の大嘗祭の木簡が出土しました。たいへん珍しいものなので、みなさんたくさん見に来ていただきたいと思っています。」
- この特別展は12月8日まで前期と後期で展示を入れ替えて開かれています。