法人税法違反などの罪 「うな源」元社長に懲役1年など求刑
2023.08.10 18:36
- 多額の法人税を脱税した罪などに問われた、うなぎ専門店の元社長の裁判が10日奈良地裁で開かれ、検察側は懲役1年罰金1300万円を求刑しました。
- 法人税法違反の罪などに問われたのは、大和高田市に本店があったうなぎ専門店「うな源」の元社長・森本猛央被告です。
- 起訴状などによりますと森本被告は、2020年9月期までの3年間に、売上の一部を除外する方法で1億8900万円の所得を隠し、およそ4500万円を脱税したとされています。
- 10日開かれた裁判で、検察側は、自由に使える金が欲しいという安易な動機から、会社ぐるみで常習的な脱税行為に及ぶようになったもので、刑事責任は重大だとして森本被告に懲役1年罰金1300万円を求刑しました。
- 判決は、10月3日に言い渡されます。
- なお「うな源」は、中国産のうなぎを日本産と偽って販売した産地偽装が発覚して、事業継続が困難となりすでに経営破綻しています。