正倉院 年に一度の「開封の儀」
2024.10.02 19:21
- 聖武天皇ゆかりの宝物が収められた正倉院で、年に一度、扉の封印を解く「開封の儀」が行われました。
- 正倉院には聖武天皇ゆかりの宝物などが約9000件伝わり、現在は鉄筋コンクリート造りの2つの宝庫に収められています。このうち「西宝庫」では毎年秋に天皇の使いである勅使を迎え、「開封の儀」が行われます。2日は勅使の押野智行侍従ら18人が手と口を清めたあと宝庫の扉が開かれ一列に並んで入りました。
- この後宝庫内部で6つの部屋の扉の封印が解かれ、「閉封の儀」が行われる11月29日までの間に宝物の点検や調査が行われます。なお、宝物の一部は10月26日から奈良市の奈良国立博物館で開かれる「正倉院展」で展示されます。