奈良市議会 再提出された新年度予算案を可決
2025.03.28 22:10
- 会期が延長された奈良市議会は、28日、仲川市長が提出し直した新年度予算案を可決しました。

- 奈良市議会では、仲川市長が提出した新年度予算案のうち、物価高対策とされたプレミアム付き商品券の発行財源を、災害などに備えて積み立てている財政調整基金から捻出することなどに異論が相次ぎ、予算案が委員会で否決されました。
- これを受けて、仲川市長が予算案の撤回と再提出の考えを示し、市議会は3月31日までの会期延長を決めました。
- 28日の本会議で仲川市長は、プレミアム付き商品券の取り下げなど、合わせて7億円あまりを減額した予算案を提出し直し、取り下げた案件については市民にとって良い施策になるように再検討するなどと、提案理由を説明しました。
- そして、討論を経て採決が行われ、新年度予算案は賛成多数で可決されました。
- 仲川市長「4月からの市民生活に大きな影響が出ないということになりましたので、その点については安堵しております。大型の物価高対策を今回予定をいたしておりましたが、これについては一旦見送りということになりました。皆さん共通の願いだと思いますので、この点については我々の責任として間を空けずに検討はさせていただきたいと思っています。」
