入江泰吉 没後30年記念「万葉大和路とみほとけ」
2023.02.19 19:14
- 戦後から奈良の風景などを撮り続けてきた写真家・入江泰吉の作品展が奈良市写真美術館で開かれています。
- 「万葉大和路とみほとけ」と題した今回の展覧会は、入江の没後30年を記念し仏像をテーマにした未発表作品20点をはじめ、晩年精力的に取り組んでいた万葉の風景など80点が展示されています。未発表の作品は入江が戦後まもなく仏像の写真を撮り始めたころの貴重なもので、フィルムが普及する前に「ガラス乾板」を用いていました。
- また、万葉集の歌から古代の人々の暮らしや感性などを読み解き撮影された大和路の風景と万葉集の歌が並べられ、訪れた人は歌と写真を見比べながら展示を楽しんでいました。この展覧会は3月26日まで奈良市写真美術館で開かれています。