天理参考館 企画展「インドのヒンドゥー世界」
2023.08.04 18:20
- 天理大学附属天理参考館では、ヒンドゥー教の世界を紹介する企画展が開かれています。
- 様々な神が存在するヒンドゥー教の世界観を表す壁掛け。いろんな化身となり世の中を救う神・ヴィシュヌが人々を導くシーンが描かれています。これは、寺院で教えを説く際の「絵解き」として用いられたといいます。企画展では、悠久の歴史があるインドで、多くの人の精神的な柱であり続けたヒンドゥー教にまつわる絵画や像、祭祀の道具など、101点が並びます。ヴィーナという弦楽器を手にしたサラスヴァティ―女神。水に関連し、芸術などの神としても知られ、仏教では弁才天にあたるとされます。
- 弁才天は琵琶を携えており、ヒンドゥーの神々や神話が形を変えながら日本やアジアにも伝わったことが偲ばれます。ヒンドゥーの世界が身近に感じられる企画展は天理参考館では初めての開催で、9月4日まで開かれています。