県医師会が呼びかけ コロナ・インフル 冬の同時流行に備えて対策を
2024.09.19 18:51
- 県医師会は、19日の記者会見で新型コロナとインフルエンザがこの冬に同時流行する可能性を指摘し、改めて対策を呼びかけました。

- 会見で県医師会の安東範明会長は、新型コロナの流行は収まってきているものの終息していないとしたうえで、この冬にインフルエンザと同時流行する可能性があると指摘し、注意を呼びかけました。
- 新型コロナをめぐっては、通常の医療体制に戻って初めての夏となった今年7月に、流行の第11波がピークを迎えたとみられ、県内では入院病床が一時ひっ迫する事例も起きました。
- 県医師会では、4月以降に抗ウイルス薬の自己負担が大幅に増えて、患者が処方を断念するケースがみられ、重症化につながる原因になったとみており、国の補助などを求める要望書を、近畿の医師会長の連名で日本医師会に提出したと明らかにしました。また、安東会長は「医療機関の数、入院病床の数も限られています。薬の数も全体として潤沢にあるわけではないので・・・」と述べ、日常的な感染対策の徹底を改めて呼び掛けました。
