奈良市11月から 朱雀門 扁額の修繕でクラウドファンディング
2023.10.30 19:23
- 奈良市は平城宮跡の朱雀門に掲げられた扁額について、修繕費用を募るクラウドファンディングを実施すると発表しました。
- 奈良市の平城宮跡にある朱雀門は、1998年に「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録された際に国が復原しました。「朱雀門」の扁額は奈良市が設置したもので、朱色の中に刻まれた朱雀門の三文字が長年親しまれてきました。しかし、設置から約25年が経過した現在は色が褪せてしまい、文字が読みづらくなっています。奈良市は、30日の市長定例会見で、修繕の費用を募るクラウドファンディングを実施すると発表しました。
- 期間は11月1日からの約3カ月間で、ふるさと納税のための2つのサイトで募集するとしています。目標金額は1000万円で、寄付金額が100万円の場合、扁額の背面に名前が記載されるなどの返礼を受けられるということです。
- なお、修繕は2023年12月上旬に扁額を門から一度降ろし、塗り直しを経て2024年2月下旬に再び設置するとしています。