御所市の火葬場建設めぐり 加重収賄の罪 元市議に懲役4年など
2024.12.10 19:06
- 御所市が発注した火葬場の建設工事で、談合を知りながら議案に賛成し現金7500万円を受け取ったとして加重収賄の罪に問われた元市議の裁判で、大阪地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
- 加重収賄の罪で判決を受けたのは元御所市議の小松久展被告72歳です。
- 判決などによりますと小松被告は市が発注した新しい火葬場の建設工事で、複数の業者が談合し特定の共同企業体が建設工事を受注すると決まったことを知りながら市議会で異議を唱えず賛成し、その見返りとして建設会社の幹部から現金あわせて7500万円を受け取ったとされています。大阪地裁の大森直子裁判長は「以前から談合が繰り返されていることを把握していたが、問題にせず市議としての職務の公正性を害した」と指摘。
- 小松被告に懲役4年、追徴金5200万円、2300万円没収の判決を言い渡しました。