奈良教育大学 附属小教員の出向で方針
2024.03.01 18:28
- 奈良市の国立奈良教育大学附属小学校で、教員を公立の小学校などに順次出向させるとして混乱が生じたことを受け、奈良教育大学が新たな方針を示しました。
- 奈良教育大学附属小学校では、２０２４年１月に、学習指導要領に基づく授業時間が不足するなど、不適切な指導が明らかになりました。奈良教育大学は改善の一環として、学校運営に理解を深めるなどの目的で、教員を県内の公立学校などに出向させる人事交流の方針を示しましたが、不適切な指導に対する処分だと反発する動きがあったといいます。
- １日示された方針によりますと、籍は附属小学校に残したまま出向させ、３年以内に復帰させるもので、今いる専任教員がすべて不在になる異動は行わないなどとしています。大学側は取材に対し、「人事交流の開始時期や規模については明らかにできないが、教育の充実に向けて取り組む。」などと回答しています。
