県域水道一体化 精査の方針で 不参加の奈良市「現時点では変わらない」
2023.07.27 17:30
- 山下知事が県域水道一体化について、改めて精査する考えを示したことを受けて、奈良市の仲川市長は「現時点で市の単独経営は変わらない」とする考えを示しました。
- 県域水道一体化は、施設の老朽化に対応するため県と26の市町村などが進めています。山下知事は7月21日、統合後の財政シミュレーションには楽観的な要素があるとして、これまでの進め方と合意した内容について、改めて精査する考えを示しました。一方で、2022年、一体化への不参加を表明した奈良市の仲川市長は、27日の定例記者会見で、現時点では市の単独経営の決定は変わらないとしたうえで、次のように述べました。
- 仲川市長
- 「連携をしないということはないです。どんな場でどんな時間をかけて、どこまで前提条件が立ち戻るような議論をするのかが、まったく今の段階では見えませんので、協議に乗るとも乗らないともなかなか言いにくいところが正直あります。」