県医師会 新型コロナ「第9波入った」
2023.06.15 19:42
- 県医師会の定例記者会見が15日開かれ、安東範明会長は新型コロナの感染状況ついて「第9波に入った」とする見方を示しました。
- 安東会長は
- 「もう明らかに波は形成しているので、これは9波だと思います。ピークが今後どうなるかの予想はまだこのピークが上がってくるかもしれませんけども、これはもう9波だと思います。」と話しました。
- 新型コロナは5月に感染症法上の位置づけが5類に移行したため、流行状況の把握が指定医療機関での「定点把握」に切り替わりました。県の発表によりますと、新型コロナの感染状況は5月8日からの1週間で、1医療機関あたり2.55人でしたが、
- 次の週には3.33人、5月29日からの1週間では4.51人に増加しています。
- 安東会長は、今の状況を「第9波に入った」としたうえで、インフルエンザのように流行の目安として出される警報と注意報が新型コロナにも「あった方がいい」とし「国に統一の基準を出してほしい」と求めました。
- この他、熱中症では暑さに体が慣れておらず今が一番注意する時期と呼びかけ、救急搬送では高齢者が最も多く、近年屋内での熱中症が増加していると指摘しました。
- 安東会長は
- 「やはり暑い環境の日には特に熱帯夜の日には、クーラーや扇風機を使って欲しいなと。水分はしっかりとって欲しいという基本的なことを呼びかけたいと思います。」と話しています。