投資・ロマンス詐欺を食い止めろ! 郡山署 巡回連絡で詐欺への注意呼びかけ
2024.05.30 18:44
- 県内で増加している投資詐欺やロマンス詐欺の被害を食い止めようと、郡山警察署が特別巡回連絡を行っています。
- 5月19日から行われている「特別巡回連絡」。郡山署管内に6カ所ある交番で勤務する警察官が、それぞれの担当する地域の家をまわり、詐欺の手口を紙芝居を使って説明します。
- 郡山警察署 巡査 坂井雄亮さん
- 「投資詐欺ってご存知ですか?」
- 地域住民
- 「知っています」
- 郡山警察署 巡査 坂井雄亮さん
- 「SNSやインターネットに表示される「必ずもうかる」といったもうけ話をうたい文句としたものが、投資詐欺の入り口となっております」
- 投資詐欺はうその投資話を持ちかけられ、現金をだまし取られるものです。この詐欺では、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSに掲載された、投資をかたる広告をクリックすると、無料通信アプリ「LINE」のグループトークに誘導されます。そして、そのグループ内で知り合った人物から投資サイトや銘柄などのアドバイスを受け、次々に投資や手数料などと偽って振り込みを求められます。
- 巡回では警察官が、詐欺の広告は実業家などの有名人をかたっていることや「利益が出ているように見せかける」という巧妙な手口についても説明しました。
- また恋愛感情を利用して、金銭をだまし取るロマンス詐欺についても注意を呼びかけました。
- 県警によりますと、投資詐欺やロマンス詐欺の2024年1月から4月末までの被害総額は、およそ13億3200万円にのぼり、前の年の同じ時期に比べて11億円あまりも増加しているといいます。
- 郡山警察署 地域課 松本英吉課長
- 「交番の勤務員地域のメンバーが一丸となって、何かできる施策はないかと思い企画しました。レクチャーを受けた内容を広めていただいて、防犯意識が高まっていけばと思っています」
- 県警では「SNSでお金の話が出たら詐欺を疑って、家族などに相談してほしい」と呼びかけています。