東大寺修二会 行の安全を祈り社参
2025.02.21 18:16
- 大和に春を呼ぶとされる東大寺二月堂の修二会=お水取りで、練行衆が社参を行い、行の無事を祈りました。
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- 練行衆は、3月1日に始まる本行に備え20日、別火坊で準備期間にあたる「試別火」に入りました。午後1時ごろ、練行衆は別火坊を出発し一列になって大仏殿などを参拝していきました。
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- 修二会は、二月堂の本尊、十一面観音に天下泰平などを願い、僧侶らが人々に代わって懺悔の行を務めるもので、西暦752年に始まって以来一度も途絶えることなく続けられ、今年で1274回を数えます。冷たい空気の中、11人の練行衆は二月堂へと歩みを進めます。そして二月堂の舞台に上がった練行衆は、東大寺を建立した聖武天皇の陵に向かって手を合わせ、厳しい行に向かう決意を新たにしていました。
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