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奈良のニュース
4歳女児暴行死事件受けて 県・橿原市共同の検証チームが初会合
2023.10.10 19:39

橿原市で4歳の女の子が母親の交際相手から暴行を受け死亡したとされる事件について、県と橿原市が共同で設置した検証チームの初会合が県庁で開かれました。


検証チームは児童福祉の専門家1人と、奈良弁護士会に所属する弁護士4人のあわせて5人で構成されています。

事件は、2023年6月橿原市に住む4歳の女の子が、母親の交際相手から暴行を受けて死亡したとされるものです。

チームでは、交際相手や女の子に聞き取りを行っていなかった橿原市の対応や、県高田こども家庭相談センターの対応などに問題がなかったか、第三者の視点で調査・検証します。


検証チームは初会合を前に、山下知事と橿原市の松南副市長などと面談し、山下知事は「どこに問題があったかを検証し、再発防止策を講じていただきたい」とあいさつしました。

次に、県や橿原市の職員も参加チーム初会合が開かれました。

チームの座長を務める西田尚造弁護士によりますと、初会合ではスケジュールの確認や検証に向けた資料の提出などが行われたということです。

今後は、県高田こども家庭相談センターや、市の担当者などへの聞き取り調査を行うとしています。


県・市共同設置検証チーム 座長 西田尚造弁護士は

「(今回の事案は)橿原市も児童相談所も関わってきたにもかかわらず、このような痛ましい事件を防げなかった。組織としての対応というところにも焦点を当てていかなければ、個別の偶発的なことの検証という形で終わりにしてしまっては、あまり意味がないのかなと思っていますので、組織的なことも含めて検証していきたいと思っています」と話しました。