子ども・若者の孤立防ぐ 奈良市がNPO法人と連携協定
2024.11.27 18:50
- 社会的に孤立している子どもや若者を適切な支援先につなげようと、奈良市がNPO法人と連携協定を締結しました。
- 「認定NPO法人DxP」は、経済的に苦しい家庭や厳しい家庭環境に置かれた若者を支援する団体です。27日、奈良市役所では今井紀明理事長が出席し、仲川市長と協定書を交わしました。「DxP」では経済的困難や不登校・虐待などを抱える13歳から25歳までの若者を対象に、無料通信アプリLINE上で「ユキサキチャット」という相談窓口を運営しています。社会福祉士や臨床心理士など専門知識を持った相談員が支援につなげる仕組みで、登録者は1万5000人以上に上るといいます。奈良市は連携を通して、これまで接触が難しかった子どもや若者への支援につなげられるとした上で、市の公式SNSなどで周知を図るとともに、若者のサポートやひとり親支援など、市の公的支援につなげたいと期待を寄せています。
- 認定NPO法人DxP 今井紀明理事長
- 「仕事や学業、その部分をサポートしていきたい。ユース世代(13歳~25歳)の孤立を解決していく」
- 奈良市 仲川市長
- 「市役所の相談窓口はちょっと敷居が高いけれどもLINEで、オンラインで相談できるなら、ちょっと一度アクセスしてみようかなという方にぜひこのユキサキチャットを利用していただきたい」