奈良市 新たなごみ処理施 設候補地から追分地区を除外
2023.05.29 18:30
- 奈良市が建設を予定している新たなごみ処理施設の建設計画策定委員会が２９日開かれ、市は、候補地の１つとして検討していた追分地区を除外する方針を示しました。
- 奈良市のごみ処理施設「環境清美工場」は稼働からおよそ４０年が経過し、焼却炉の老朽化などが課題となっています。奈良市は近隣の市や町との広域化を断念し、新たなごみ処理施設の建設候補地について従来の計画通りである七条地区に加え、地元自治会から要望書が出された追分地区についても検討してきました。きょう開かれた委員会では追分地区では盛り土の上に建設することから災害リスクが比較的高いことや、造成工事を行う場合には多くの費用と期間が必要となることなどから市は候補地から除外すべきとしました。これを受けて、仲川市長は広域化の際から候補地としていた七条地区で進めたいとの意向を改めて示しました。委員会ではこうした市の考えについても次回以降検討することにしています。
