11月は「奈良のシカ」愛護月間 シカを交通事故から守る取り組み
2024.11.01 19:09
- 11月は、国の天然記念物「奈良のシカ」の愛護月間です。1日は奈良公園の周辺で、シカを交通事故から守るための取り組みが行われました。
- 奈良公園周辺の道路。車道へ飛び出すシカに気をつけるようにと、ドライバーに注意を促す標識や反射鏡を奈良の鹿愛護会の職員が清掃し、ゆがみや破損がないかなども点検しています。愛護会では、シカの出産期にあたる6月と発情期にあたる11月を奈良のシカ愛護月間としていますが、シカの活動が活発になるこの時期は交通事故も増えるといいます。奈良の鹿愛護会の調べでは、ことし7月までの1年間にシカが関係した交通事故はあわせて100件で、このうち、発情期とされる9月から11月までに起きた事故がおよそ4割を占めるということです。
- 1日の清掃活動は、シカが事故に遭わないよう願いを込めた取り組みです。
- 奈良の鹿愛護会 山﨑伸幸 事務局長
- 「(シカが)飛び出してくるかもしれないということを常に頭の中に入れておいていただけると、交通事故も減っていくと思います。奈良公園付近は徐行運転をお願いしたいです。」