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奈良のニュース
橿原4歳女児暴行死 初公判 母親の交際相手の男 無罪を主張
2025.02.27 18:40

 2023年6月、交際相手の娘である当時4歳の女の子に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた男の初公判が27日、奈良地裁で開かれました。男は起訴内容を否認し、無罪を主張しました。


 傷害致死などの罪に問われているのは、大阪府門真市の建設作業員・山下翔也被告(28)です。

 起訴状などによりますと山下被告は、2023年6月、橿原市に住む交際相手の女性の娘で当時4歳の田川星華ちゃんに、腹部を圧迫するなどの暴行を加え死亡させたとしています。


 27日の初公判で山下被告は、「暴行はしておりません」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。その後の冒頭陳述で検察側は、山下被告が女性と交際を開始し、星華ちゃんを厳しく叱りつけるようになったと話し、「腹部に強い圧力を加えた」などと指摘しました。また、インターネットで「4歳児 内臓破裂」「内臓破裂 どのくらいの衝撃」などと検索していたとしました。

 一方、弁護側は女性が星華ちゃんに感情のまま手をあげることがあったと話し、「母親の可能性は排除できるのか」「疾病や事故による可能性はないか」などと主張。争う姿勢を示しました。


 この事件をめぐっては、県の高田こども家庭相談センターが虐待の疑いの通告を受け、橿原市に調査を依頼し、市は女性に聞き取りを行ったものの、虐待ではなく事故と判断。その後、事件の検証チームが双方の組織体制に問題があったとする報告書を提出し、県はセンターの職員を増員するなどの対応策をとっています。