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奈良のニュース
三輪山の隠れた風物詩 大神神社で銀竜草が開花
2023.04.13 18:21

 桜井市の大神神社で、透き通るような白さが特徴の植物「銀竜草」が、小さな花を咲かせています。


 大神神社の拝殿の南側。神宝神社の参道脇の斜面に、銀竜草はひっそりと咲いています。例年、境内の桜が散る時期に姿を見せ、一見、キノコのようにも見えますが、葉緑体を持たず、光合成しない植物です。落ち葉のたまった湿り気のある場所を好み、樹木や菌類などと共生しながら、10センチあまりの高さに成長します。

透き通るような白い花を、うつむき加減に咲かせる様子が竜の頭に見えることから名前がついたとされ、標高のやや高い山などで見られますが、標高100メートルあまりのこの場所で姿を見せるのは、大変珍しいといいます。

2023年は生育の時期が早く、大神神社では4月下旬ごろまで花を見ることができると予想しています。