県医師会が会見 新型コロナ ５類移行後も命を守る体制維持を
2023.04.20 18:39
- 県医師会は２０日記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染症法での位置づけが５類に移行したあとも、命を守る体制の維持が必要と指摘しました。
- 会見で県医師会の安東範明会長は、マスクの装着が個人の判断で着脱可能となったあと、新型コロナの新規感染者が若干増えている現状について、新たな流行の波の立ち上がりを感じると指摘しました。
- こうしたなか、感染症法での位置づけが５月８日に「５類」へ移行するのに伴い、国は１０月以降医療機関に病床確保の要請をせず、入院調整を医療機関の間で行う体制に変えることを想定しています。
- 安東会長は、病院間の調整が難航した場合、救えない命が出る可能性があると懸念を示し、県や保健所と医師会が連携して行っている今の入院調整の枠組みを生かして対応するのが理想だと指摘しました。そのうえで５類になっても、ウイルスは変わらないとし、感染しないための対策を個々で徹底するよう県民に改めて呼びかけました。
