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奈良のニュース
近鉄が一日限りで 磯城野高校の農作物を電車で運ぶ!
2023.12.13 18:18

 近鉄は磯城野高校の生徒が育てた野菜などを、電車で運ぶ取り組みを一日限定で行いました。


 午前9時過ぎ、近鉄西田原本駅にやってきたのは県立磯城野高校の生徒4人です。磯城野高校では、農業系の学科に通う生徒が作った農作物を市場などに卸していて、普段は車を使って運んでいますが、13日は一日限りで電車を使って運びます。


 段ボールの中身は生徒らが育てたコメや卵のほか、今朝とれたばかりのトマト、キクイモなどです。

生徒は―

「電車で野菜って運べるんやなって。これでできたら産地直送で、すぐに野菜を遠くまで運べるので、もっとこういうのが広がっていけばいいなと思っています。」


 そして、丹精込めて作った農作物を駅員に託します。

生徒

「磯城野高校でとれた農産物をよろしくお願いします。」

駅員

「お預かりします。」

 一番後ろの車両に積み込まれていきました。今回の取り組みに合わせ、この電車だけの野菜のイラストが描かれたヘッドマークも登場!新王寺駅に向けて、磯城野高校の生徒の思いを乗せた電車が出発します。


 この取り組みは、周辺地域の活性化や二酸化炭素の排出量削減などを目的に、近鉄が企画しました。磯城野高校にとっても、さらなる販路拡大につながることが期待されます。 乗客と貨物が一緒にのせられた電車は、20分ほどで新王寺駅に到着し、農作物は王寺町内の飲食店に渡されました。

近畿日本鉄道企画推進部 井上貴昭さん

「沿線が人口減少していくなかで、地域とどれだけ連携して、活性化して元気にしていくかというところが近鉄の大きな課題となっていますので、今回出た課題や成功の部分を社内で検討して、今後も引き続き計画を実施していけたらと考えています。」