燈籠の明かりが境内照らす 春日大社 節分万燈籠
2025.02.03 18:58
- 古都・奈良の節分の夜を燈籠の暖かな明かりが照らす節分万燈籠が、2日、春日大社で行われました。
- 午後5時、花山院弘匡宮司が、本殿前の燈籠に火を入れると、それを合図に、神職やボランティアらによって境内の燈籠に火が灯されました。日が暮れ辺りが暗くなると、燈籠の光がほのかに境内を照らしました。
- 節分万燈籠は、無病息災や家内安全など、参拝者それぞれの祈りを込めて火を灯す行事です。燈籠は、平安時代後期、藤原氏が寄進したことが始まりとされ、現在は年に2回、節分とお盆に火が灯されています。およそ3000基の石燈籠や釣燈籠が節分の夜を彩り、参拝者は幻想的な景色に見入っていました。