県教委の不登校支援 通信制高校の単位 在籍校で一部認定へ
2023.05.04 18:37
- 県教育委員会は不登校の高校生への支援として、来年度から在籍校とは別の高校の通信制課程で学ぶことで、卒業に必要な単位の一部を取得できるようにすると発表しました。
- 県教育委員会によりますと2021年度中に30日以上欠席した不登校の生徒は、公立高校で342人おり、このうち47人が中退しているといいます。
- 新たな対応は、県立高校に通っていて不登校になった生徒の学びの継続を支援しようとするものです。
- 2024年度に新設される県立山辺高校の通信制課程で最大29単位分の授業を履修すると、在籍している高校の単位として認められます。
- また、来年度時点で2年生以上の不登校の生徒は、大和中央高校の通信制課程で授業を受けることになります。
- 県教育委員会によりますと高校卒業には74単位以上が必要で、このうち学外で36単位まで取得することが認められています。
- 新たな対応はこれを活用したもので、県教育委員会では在籍校への復帰や転校など不登校の生徒の学びに合わせて支援をしたいとしています。
- 県教育委員会 吉田育弘教育長は「学校へ入れたら卒業させたいと思うんですよね 我々は。単位を修得できないと(卒業が)遅れるのでその遅れることをなんとか解決できないか」と話しています。