無病息災を祈る 大安寺で笹酒祭り
2025.01.23 19:17
- 青竹に入れて温められた酒を飲んで、無病息災を祈る笹酒祭りが、奈良市の大安寺で行われました。
- 新春恒例の笹酒祭りは、奈良時代に光仁天皇が、大安寺で切られた竹で温めた酒を飲み長生きしたという故事から毎年、行われています。本堂では、がん封じの祈祷が行われ、僧侶らが参拝者の肩や背中を錫杖で叩き無病息災を祈りました。
- そして境内では、1メートルほどの長さの竹に入れられて焚火で温められた酒が、艶やかな着物姿の笹娘から参拝者に振舞われました。笹酒には、がん封じや無病息災などの御利益があるとされ、立て続けに3杯を飲み干す人や、味をじっくりと楽しむ参拝者もいて、それぞれが思い思いに楽しんでいました。
- 参拝者はー
- 「膵臓ガンの大手術をしまして、これでまたガンが治るかな」
- 「1年健康でいかしてもらうように」
- 参拝者は、顔をほんのりと赤く染めながら、竹の香る酒を飲み干し、健康と無事を祈っていました。