県中央卸売市場再整備めぐり 大和郡山市が県に「にぎわいエリア」アイデアを提案
2023.11.29 18:54
- 県が見直しを進めている県中央卸売市場の再整備について、大和郡山市は29日、県に対し、一般の来場者を対象にした「にぎわいエリア」の整備案を提出しました。
- 老朽化が課題となっている県中央卸売市場では、施設の建て替えや周辺に子どもの遊び場など「にぎわいエリア」をつくる計画でしたが、山下知事はその計画を見直すとしていました。これを受け、市場がある大和郡山市は2023年7月、市の職員5人によるプロジェクトチームを立ち上げ、大阪府の市場や道の駅を視察するなどし、県に提案するアイデアを検討してきました。そして29日、大和郡山市の上田市長が県庁を訪れ、山下知事に提案書を手渡しました。
- 提案書にはマルシェやフードコートのほか、新たに親子連れが楽しめる場として、芝生エリアやオープンカフェの設置などが盛り込まれています。一方で、2021年の県の基本方針に掲げられていたホテルや多目的ホールの整備については、建設コストがかかるとして提案から除外し、新たにバーベキューやグランピングができるエリアの設置を提案しました。
- 大和郡山市 上田市長
- 「(市場は)県にとっても市にとってもものすごく大事なところで、このまま放置するわけには絶対いかない。市民や県民が集まれる、そういう場所にしたい。そして投資額はできるだけ下げる。」