被害額急増 特殊詐欺被害 過去最悪ペース
2024.10.23 18:14
- 県内で特殊詐欺の被害が過去最悪のペースで発生しています。特に被害総額は、2023年の約1.8倍に急増しています。
- 県警によりますと、2024年に入って9月末までに県内で確認された特殊詐欺の件数は190件で、2023年の同じ時期より17件多く、このペースで進むと年間では過去最悪だった2008年を上回る恐れがあるということです。
- とくに被害総額は約8億7940万円と、過去最高額だった2023年1年間の被害額をすでに大幅に超えています。特殊詐欺は7月以降、増加が目立つといい、9月中に発生した主な手口は、警察官や検察官を名乗る者から「あなたの口座が犯罪に使われている」などと言われ、ネットバンクなどの口座にお金を移すように指示され、だまし取られるというものです。
- 県警では、「特殊詐欺の犯人は最初に固定電話で接触してくるケースが6割以上を占めている。防犯電話を設置するなど、まず固定電話の対策を行ってほしい」と呼びかけています。