奈良市議会 佐保小建て替え関連予算「据え置き」で修正可決
2024.12.16 21:25
- 奈良市議会の本会議が16日開かれました。市が提出した補正予算案は佐保小学校の校舎の建設費を現在の費用で据え置くと修正したうえで可決されました。
- 奈良市は、校舎の老朽化や児童数の減少に対応するため市立佐保小学校の校舎を建て替え、鼓阪小学校と統合再編することを計画しています。市は2024年度から2028年度までの債務負担行為を設定し、建設費の上限額を約51億円としていましたが、入札の不調や資材の高騰から60億7250万円に増額する補正予算案を12月市議会に提出していました。
- しかし、建設費の上限額を増額前の51億1450万円に据え置くなどとする修正案が2件提出され、16日の市議会本会議では修正案などについて各会派の議員が賛成、反対の立場から意見を述べました。
- そしてその後、修正案について採決が行われました。採決の結果、自由民主党など4つの会派の議員が提出した修正案が賛成26、反対10の賛成多数で可決され、補正予算案は修正可決されました。
- 本会議のあと取材に応じた仲川市長はー。
- 仲川市長「当初の51億円の範囲でというご意見でありますので、逆立ちをしても難しいご提案であると認識しています。お金をかけられないということであれば職員の手によって設計を一部修正するなど、何か善後策を見出していくしかないと考えています」
- なお、開校の時期について仲川市長は、現状示されている通り2027年4月を目指したいとしています。