文化財保護法違反の疑いで捜査 東大寺二月堂食堂の扉に傷 猫?のような模様
2023.08.03 19:01
- 3日午前、国の重要文化財に指定されている東大寺二月堂の食堂の扉に、動物のような模様の傷がつけられているのが見つかりました。
- 傷がつけられていたのは、国の重要文化財に指定されている東大寺二月堂の食堂の西側の扉です。警察によりますと、3日午前6時ごろ一般の拝観者が傷を見つけ、寺の職員から「食堂の扉に落書きされている」と通報がありました。傷は猫のような動物の模様で、指を押し当ててつけたとみられていて、縦43センチ、横30センチほどの大きさだといいます。
- 警察は何者かが傷がつけたとみて、文化財保護法違反の疑いで捜査を進めています。食堂は、お水取りの名で知られる二月堂の修二会で練行衆が食事をとる建物として使われていて、寺はショックを隠せません。
- 東大寺 上司永照執事長は
- 「2023年で1270年以上行事で毎回使われている食堂で、この場所に落書きがあったのは残念なことです。今後繰り返し行われないようどうすればいいか検討していきたい」と話しています。