大規模地震にそなえて 耐震技術者を養成する講習会
2023.03.10 19:06
- 東日本大震災の発生から3月11日で12年です。いつ発生するか分からない大規模地震にそなえて10日、木造住宅の耐震診断やアドバイスを行う技術者を養成しようと講習会が開かれました。
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- 10日の講習会には建築士や建築大工技能士などおよそ30人の専門家が参加し、木造住宅の耐震診断の方法などを学びました。1981年以前の建物は古い耐震基準で建てられており、阪神・淡路大震災などでは大きな被害を受けました。木造住宅の割合が高い奈良県では、住宅の耐震化率は2020年時点でおよそ87%で、耐震性が不十分と考えられる住宅は7万戸ほどあるといいます。南海トラフなどの大規模な地震の発生が想定される中、県は2025年度までに耐震化率を95%に上げることを目指していて、今後も継続して人材育成に取り組みたいとしています。
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- 県建築安全推進課 佐藤尚平さん
- 「ご自身やご家族の命を守っていただくために診断員による診断をひとつのきっかけとして、耐震化を進めていただければと思います。」